生活モットー

 消光の日々、誰もが夢見るところであるが、何もしないでそのような生活を望むには少々早いので、むしろ生活を見直して改善しながら、消光の日々を獲得していくべきであろう。それで、「消光の日々、されど」となった次第である。
 日常生活のモットー(motto)なるものを持ちあわせている。(a)健康管理をしっかりとする。(b)交友を大事にする(邂逅)。(c)知的刺激を大事にする、の3点。ことさらに解説を必要とするほど難しいモットーではないが、私の物の考え方や生活の有り様を知ってもらうために各項目についてコメントしておく。
 まず、(b)から・・・これまでに知り合い、お付き合いしてもらえた人たちと、これから新たに知り合う人との交友を大事にいていくというこである。
 お陰さまでかなりの人数に出会い、学ぶことが多く、成長させてもらった。その中で、何十年とお付き合いが続いている人もいるし何年という人もいる。その人たちとの交友関係を大事にしていきたいのである。邂逅を期し、楽しみたいという想いである。居酒屋で一杯とか、小旅行とか、文通・メール交換、最近はゴルフを通しての交友もある。また、20代から続けているスキー仲間もいて、毎年スキーへ出かけている。
 ということで、とても付き合い切れないと思われがちであるが、お互いに「無理のない範囲で」という暗黙のルールもできている。
 (c)は、ずばり「認知症防止」のためである。今の時代は、癌か認知症で死ぬ人が多い。認知症の原因はまだ確立されていないが、例証から「こういう人が認知症になりやすい」ということは分かっているようである。
 そこで、十数年前、熊本のある国立病院長の「早くボケない人十か条」にであい参考にさせて頂いている。
(1)常に感謝し、ゆとりのある人(2)本や新聞を読み、日記をつける人(3)手足をよく使う人(4)人の世話をする人(クラス会幹事、仲人など)(5)ハイカラさん(6)酒をたしなみ、歌をうたうなど陽気な人(7)友人が多く、付き合いの良い人(8)趣味が多く、スポーツを好み、続ける人(9)奉仕の精神旺盛な人 (10)異性に関心を持ち続ける人
 6項目以上クリアすれば良い、と但し書きがあった。ちなみに、「早くボケる人十か条」もあるが、この反対の人、ということで推察してほしい。
 この10項目は、確かに「知的刺激」に該当するものばかりである。そこでこれらを達成するために具体的な戦略を考え、少しずつ実行しているところである。たまたま(b)で述べた、「交友を・・・」は(7)そのものである。ゴルフやスキーは(3)(8)に該当する。クラス会やある団体の幹事などを比較的多くしていることから(4)をクリアしても6項目にはほど遠いのが現状。
 最後は(a)の健康である。これは万人の関心事である。増してや定年退職者にとってはなおさらである。しかしここでは多くを言うつもりはなく、モットーの(b)(c)をしっかりと実行していけば自ずと(a)に跳ね返ってくるものと信じている。今後、折にふれ健康問題は取り上げていきたいし、adviceにも期待するものである。以上が第1回目のブログである。