街歩き風walking

 午後4時頃から1時間前後街歩きをしている。自宅を出て、その日の目的地へ向かってなるべく遠回りしてたどり着き、違う道を通って帰ってくる。ほぼ住宅街のコースと住宅街を通り抜け郊外の田んぼや畑地を歩くコースとがある。
 街歩きの楽しみは、この街に住み44年になるが行ったことのない地域や路地がたくさんあって、毎日何か新発見に出合うことである。例えば、道に迷うことはあっても時間があるのであちこち歩いているうちに見覚えのある所へ行き着いた時、なるほど「すべての道はローマに通ず」かと、新しい道を発見したような気持ちになる。
 また、住宅街は、計画的に造成された地域は全体として街並がきれいだし、個々の住宅もそれぞれで個性的である。思わず立ち止まって眺めてしまう住宅が結構ある。「こんな住宅に住んでみたいなぁ」という憧れを抱かせてもらうのも楽しい。
 こうして街歩きをしていると、私と同じ街歩きの人や本格的なwalkingをしている人、犬の散歩をしている人たちに出会う。お互いに軽く会釈して通り過ぎる人、目線を合わせないで通り過ぎる人さまざまであるけど、いずれにしても人と人が行き交うのは楽しいことである。その人の表情や服装、歩く姿が自然に目にとまり、心が和む。また、散歩中のワンチャンはかわいい。散歩を心底楽しんでいる。つい飼い主を無視して見入ってしまう。
 周りに目を向けると、新緑がきれいだ。道端のツツジが満開だ。家々の庭先にはいろんな花が咲き誇っている。ところで、歩いていて心配なことがある。それは「交通事故」である。特に大通りは車がスピードを上げて走っているので、歩道でも恐怖である。それで、大通りは横断するだけにして、遠回りしても裏道を歩くようにしている。
 私の場合、テレビでも人気の「街歩き」を模してのwalkingであるが、walkingだとするとどんな種類のwalkingがあるのか、気になったので調べてみた。なんと9種類もある。
 ウイークディウォーキング(=日常、エレベータを使わず歩く。犬の散歩など)、ウィークエンドウォーキング(=週末に一人または家族、友人と歴史散歩、自然観察など)、エクササイズウォーキング(=ややきついスピードで歩く)、ハイキング(=自然の中を一人又は大勢で歩く)。
 続いて、トレッキング(=本格的に山に登る)、ノルディックウォーキング(=130〜140cm位のポールを使って歩く)、ナンバ歩き(=腕をあまり振らないで歩く)、インターバル(=3分ゆっくり、3分速く歩く、を繰り返す)、パワーウォーキング(心拍数を上げながらダイナミックに腕を振って歩く)。
 さては、私はどれに該当するか。さしずめナンバ歩きかな。それでも、足腰にはいい運動になっているので、このスタイルで行こうと決めている。
 最後に一言。他人の服装云々と言った手前、私自身も服装には気を遣うことにした。帽子は見た目明るくさわやかなものを。着衣もスポーツ風ではなく、どこかへちょっと出かける時の服装で・・・。幸い花粉症はないのでマスクはしないし、サングラスもかけないで済むのでそうしている。あとはいかに継続するか、が課題である。