健康・交友(邂逅)・知的刺激を求めて

 今年もこれら三つのスローガンを立て求めていくことにした。とは言っても、決して自縄自縛にならないようにして、結果的に「消光の日々」であればと思う。
 毎月一回、ゴルフで会う仲間が2組ある。一つはかつての同業OBたち。年齢は違うが、長年各職場で同じ仕事をしていた者同士。もうその頃の仕事の話はあまりしないが、それぞれが一家言の持ち主であり、こうして時々会っていると安堵感がある。再就職や大学の聴講生、子どもの交通指導、菩提寺の世話役、グランドゴルフの世話役などをしている。ここ何年か、皆すこぶる健康である。長くゴルフができるように健康第一の生活をしよう、が合言葉。
 もう一組はスポーツクラブで知り合った仲間。Aさんはかつて腰の大手術をして、速く歩くことはできないがゴルフの腕は抜群。その勢いで最後まで歩き通す。ゴルフを励みに健康維持に努めている。Bさんはアキレス腱を痛めて、2,3ヶ月ゴルフはお休み中。Cさんと私はゴルフをするのに健康上の問題はない。この仲間では健康のことははもとより、よく年金も話題になる。4人のうち2人は自営業で、制度のあり方について意見が違ってなかなか収まらない。だが、気さくな仲間たちだ。
 交友は邂逅(かいこう=人生の途上において重要な機縁となるめぐり会い)を大切にしていくことにつながる。職場やゴルフ、スキーで知り合った人たち、あるいは生まれ故郷の小・中学時代の幼なじみや高校・大学時代の旧友など交友の範囲は広い。中には、年一回の年賀状交換だけの交友の人も多くなっているが、同じように貴重である。
 交友を通して学ぶことが多く、元気のもとに・・・。人間一人では生きていけないからなぁ。スキー仲間とは今年もオーストリアへ行く予定。外国や外国人に接することでさらに人生観が拡大されるようで、楽しみだ。
 知的なことは新聞や本を読むこと、インターネットを活用すること、友人に手紙を書くこと、他人のお話を聴くことなどやはり広範囲にわたる。
 例のOB会全国会長が年頭所感で「心構えを正しく、よい意思(善意思)で臨む」と述べている。「構え」とは、「構えが正しくなければ、剣の捌きに乱れが生じる」と剣道を例に、「よい意思」とは「無条件でよいものは、よい意思である」というカント(1724~1804)の思想によると解説している。
 なるほど、何事においても「構え」つまり、考え方やものの見方、行動がぶれていないことが基本であろう。また、意思も「善意思」に越したことはない。新年早々、知的にもたいへん刺激的なことばである。このようなことばにも大いに出会いたいものだ。
 こんなに欲張って、本当にどれだけスローガンを果たせるのか不安でもあるが、前述のように無理なくやっていくつもりである。ブログはその足取りをしるし、検証役をはたすことになるのかな。 
   
ウィンターコスモス、葉牡丹など越冬の花    例年になく賑わった近所の桜木神社
(拙宅)