江戸川スケッチ

 きょうは快晴のこどもの日。バイク(ロード用自転車)に乗って江戸川を10kmほど北上しながら、スケッチした。江戸川は2日と3日に上流で降った大雨で増水し、濁流が河川敷のゴルフ場にも浸水していた。東京湾から37km地点(野田市)の江戸川の堤防に上がると、およそ南30km先のあのスカイツリーが見える。市街地でも高台に立つと見えるから634(ムサシ)mの威力はすごい。
   
左端がスカイツリー。撮影ミス!         増水してゴルフ場(奥の方)にも浸水

 サイクリングロードの菜の花は終わって、種子がふくらんでいる。このあたりはスーパー堤防として整備され、サイクリンロードはもとより、2車線の車道、その奥に広大な住宅街を開発した。毎日、居ながらにして富士山の裾野に沈む夕日が見られる。
   
菜の花をぬって走るのは爽快          スーパー堤防の住宅街

 10km ほど走ると東武野田線の鉄橋にさしかかる。ちょうど大宮方面に向かう電車が通過した。東武野田線は埼玉県の大宮と千葉県の船橋を62.7kmで結ぶ私鉄。江戸川の鉄橋付近は大宮駅から約22km地点。その鉄橋下で休もうとしていたら同じく休憩中の青年がいた。関宿城まで行った帰りで船橋の自宅へ帰るところ。そこから30km近くある。バイク4年目で、週末に100kmは走るというから30kmは楽ちんの様子。サイクリストは爽やかだ。気をつけて!と言って別れる。
   
向こう側が埼玉・大宮方面           青年に撮ってもらう

  サイクリングロードと言っても、ウォーキング、ジョギング、ワンちゃんの散歩、デート、写真撮影などを楽しむ人でいっぱいだ。サイクリストは注意しながら走ればいい。みんなであの心地よい空間を共用した方がいい。 
 きょうはこどもの日。たくさんの親子連れが堤防の草むらで食事をしたり、ボール遊びをしていた。お孫さんのお守りをしているおじいちゃん、おばあちゃんもいた。子どもの数は31年連続で減少を続けているという。全人口の13.0%に当たる1665万人。低年齢になるほど少なく、まさに少子化傾向が止まらない。きょう、江戸川に来ていた子どもたちは金の卵だ。貴重だ。大事に育てないと・・・・。
   
サイクリングに来て休憩中の母子       お孫さんのお守りをするおじいちゃんたち

 江戸川沿いはおいしいコシヒカリの産地。もうすでに田植えが終わって、農家の人が見回りをしていた。9月初旬に早場米として収穫する。