雪の北海道

 今シーズンもスキー指導者研修会(実技)に参加するために北海道へ。12月6日夜から3泊4日の滞在中は、折しも爆弾低気圧による風雪と低温で悩まされた。先ずは北海道の雪景色をご覧いただきたい。

 深夜の札幌の市街地(北4西7)と一夜明けた雪のストリート。車は低速で走っている。
 札幌市は大正11年(1922)8月1日に市制施行され、昭和47年(1972)には人口が100万人を越えて政令指定都市に移行。現在は、193万人で北海道の人口の約3割を占めている。

 市街地は大きなビルが立ち並んでいるが樹木も多い。右は、有名な北大植物園。明治19年(1886)クラーク博士の提言により開園。約13haに4000種類の四季おりおりの草花や樹木が植えられていて、市民の鑑賞と研究や教育に供している。中には庭園、温室、博物館がある。市民にはオアシス的存在であり、いかにも北海道らしい。

 研修会場は小樽市余市町のキロロスキー場。その途中で見かけた民家。右は小樽市郊外、その向こうに日本海が見えた。人口13万人の小樽市は比較的温暖で住み心地がよいと言われているが、スキー場は低気圧の影響でー10°〜−12°に。夏もいい所だろうなぁ。

 最終日は名湯で有名な定山渓の札幌国際スキー場へ。この日も風雪が強く時々ゴンドラがストップして空中で待機することも。それでもさらさらのパウダースノウが唯一の救いだった。
 ところで、この日は日曜日で、小中学生はリフト代が無料になっており家族連れが多かった。良い試みだ。結果的に親や友だちも一緒に来るのでレストランやおみやげ店は大賑わいで収支は取れるのではないか。何より、子どもたちは未来の貴重なスキーヤーなのだから長期的展望として賢明だ。

 かくして、スキー研修会も無事終了して帰宅したが、北海道は大地や味覚や温泉が魅力的だ。冬もスキーヤーだけでなく一般の観光客も多い所以である。札幌は北海道の顔としてその役割を充分に果たしている。