新年に問う

新年明けましておめでとうございます。 
 今年の元旦は、ここ関東地方は真っ青な青空が広がる快晴。西はるか彼方に雪の富士山が見えた。10時から、地域の神社の「元旦祭」に出席。宮司祝詞が境内に響いた。「25年こそ、この国の平穏安泰、五穀豊穣、厄病追儺を祈る」と。神仏を問わず、祈る思いは同じこと、本当にそういう1年であって欲しい。 

 国がよくなるためには国民一人ひとりがしっかりすることだ。我が国では政権が替わっても国民の生活が混乱することはなかった。国民が賢明な証だ。しかし、国の予算を決めるのは政治家たちだからそれは政局抜きで誠実に、真に公平に決めてもらいたい。そして、国民に対しては、よい人格を形成すること、市民たちの美徳を高めること(古代ギリシアの政治家・哲学者アリストテレスのことば)で範を示してもらいたいものだね。国を治める主体は国民一人ひとりなんだから。
 NHK紅白歌合戦を半分ほど観た。出演者の半分ほど知らなかったもので。もっとも若者もたくさん観るし、ジャンルも多岐にわたるから仕方ない。全体的に感じたのは、世代交替が進んでいること。トリが、スマップといきものがかり、だった。世代交替なのか後生に道を譲ったのか。一般社会でも高齢者は若者の人格形成に良い影響を与えていく義務があり、そこに存在感を示していきたいものだ。
 我が家の正月は、暮れに長男夫婦が持参した手作りおせちでスタート。これまでは、我が家と長男夫婦がそれぞれにおせちを作っていた。高齢の親の労力、経済的負担を考慮してのこと。ここでも、世代交替。親の存在と子どもの存在は相対化しながら子どもの世話になるつもり。
 かくして、我が家を取り巻く政治・経済・文化・健康・しあわせの行方はどうなるか。新年に問いたい。
 なお、本日のブログは、101回目(10年11月より)に。今年もどうぞよろしく。 
 
❏「1月」の異称・・・・・正月、齋月、睦月、元月、端月、初月、嘉月、泰月、征月、謹月、上月、年初月、太郎月、初春、孟春、上春、開春、献春、子春、陽春、新年、新春など。