軽井沢・善光寺、日帰りの旅

 きのう、急に思い立って妻と出かける。妻は、長野の山々を眺め、新鮮な空気を吸いたいと言い、私は夏の長野を見たいという思いで・・・。
 大宮から長野新幹線で軽井沢まで40分ほど。高崎を過ぎると車窓に山々の緑が迫ってくる。そして、トンネルが多くなり、トンネルを出るたびに山奥に来た感じがする。軽井沢駅に降りるとヒンヤリとする。曇りで20度くらい。あわてて用意していたウインドブレーカを着て街に出た。
 行き先は、駅南の軽井沢アウトレットモール。歩いて1〜2分、すぐ目の前に某有名ブランドのスポーツ店があり、その先、各店が続く。平日なので客は少な目だ。妻が Paul Smith の店を見つけると駆け込んで、なにやら探している。息子に日頃「借り」があるらしくおみやげに買う算段。(息子は大のP.Smithファン)
 このアウトレットは5つに分かれているが2つだけ回り、食堂街で昼食。丁度昼どきでお客が集中して割と込んでいた。中国人、韓国人などアジア系の外国人もいる。軽井沢は外国人にも人気があるということ。確かに、東京から1時間、駅前というロケーションのよさ、広大な敷地に年中無休の220もの店があり、夏は断然涼しい。ちょっとリッチな気分になれる。我々は、息子へのみやげ一点だけで退散。あいにく霧が出て、いい景色が見られず。

  アウトレットの奥は冬はスキー場       土・日は満車の駐車場だが・・・
 軽井沢から30分足らずで長野。ここは盆地のようなところでムンムンして暑く、半袖に。駅前からバスで、目的地・善光寺へ。妻は40数年ぶり、私は4、5年ぶりで5回目くらい。やはり、参拝客は少ないが、修学旅行の小学生が目につく。「遠くとも一度は詣れ善光寺」だけに、長野=善光寺の公式に抵抗感がない。
 ご存知の通り、善光寺は高さ13mの仁王門、さらに大きい山門がり、その奥に本堂がある。「宗派の別なく宿願が可能な霊場」なので参詣者が多い。本堂の創建は644年。今の本堂は1707年建立、なんと12回目の建て替えといわれている。昭和28年、国宝に。
 善光寺は、無宗派であるが天台宗と浄土宗の山内寺院によって護持、運営されている。大勧進貫主天台宗)と大本願上人(浄土宗・尼寺)の両名が住職を務めている。5回目の参拝でやっとこのことを認識。また、立ち寄ったお店の人から「7年に一度の御開帳は、3年後の平成27年4月5日から5月31日ですよ」と教えられ、「元気だったら来てみますよ」。笑顔を交わし去る。

  善光寺へ続く街並み           重要文化財の仁王門

  同じく、山門(三門)         300年の歴史を誇る高さ27mの本堂
 かくして、日帰りの旅は終わった。出かけるたびに何かしら発見があるので刺激にもなる。また、いつかどこかへ・・・。