第11回区民文化祭

 世帯数およそ800の地域(区)で、今年も区民文化祭が自治会館で開催されている。幼稚園児から高齢者に至る区民から200点余の作品が寄せられ、22日〜24日の3日間展示し、公開している。

  自治会館入口の案内看板と展示会場全景。昨日、搬入された作品を実行委員が展示。

 地区在住の子どもたちも参加している。小学生と中学生の絵画。子どもたちの作品は大人の心を和ませてくれる。伸び伸びして、発想の豊かさに感心する。

 大人も頑張る。書写ではプロ並みの腕前にしばし脚を止める。絵手紙も相変わらずブームが続いていて、一時より発想の転換が見られて頼もしい。

 この地域では庭先にひょうたんを栽培している家庭をたくさん見受ける。大きさもさることながら挿絵が面白い。この人は毎年出品してる。右側の陶器は、毎年制作しては出品していたご主人の遺作品を奥さんが出品してくださる。ご主人は昨年の文化祭を最後に鬼籍に入られた。

 この地域では早くから区民運動会が開催されている。これに対抗して「文化祭もやろうじゃないか」という声が上がり10年ほど前に発足した。作品集めに苦労した時期もあったがこのところ安定している。34人の実行委員の熱意と出品に協力する区民の気持ちが一致した成果といえると思う。学校や子ども会の協力も大変心強い。課題は、出品者が一部固定化していること。
 市民文化祭も開催されているが、地区の文化祭はより濃密な人間関係を醸しだし、健全な地域の創造に貢献していると思う。きょうの入場者は約100名。明日以降も期待したい。