なでしこJAPAN準優勝!そしてヴァンクーヴァ

 2015女子サッカーW杯カナダ大会で、なでしこJAPANはアメリカに2−5で敗れたが堂々の準優勝、おめでとう!そして、お疲れさま。数々の名勝負を展開し、たくさんの感動を提供してくれたのだから、胸を張って帰国してほしい。
 サッカーは現地で観戦したこともないのであまり詳しくはないが、アメリカとの差はフィジカルのように感じた。その証拠に、アメリカは走力・キック力のあるロイド(3得点・ハットトリック)選手にボールを集めて、彼女の個人技に託した。それが、見事に的中して開始早々彼女は3得点した。それにしても、3回とも蹴ったボールがすべてゴール、彼女のキック力の正確さを讃えたい。
 総合力でもアメリカが上であることは誰もが認めるなか、なでしこJAPANは2得点した。だてに決勝に勝ち進んだのではないことを世界にアピールした。心身ともに疲れは極限に達していたはずなのに・・・。
 これから、なでしこJAPANはどうするか。日本のサッカーはどうあるべきか。アメリカ、ドイツ、フランスなどのフィジカルを超える選手ばかり集めることは望めないと思うので、今まで通り、パスをつないで、複数で攻め込む戦法でいいのではないか。もともとサッカーは11人が一つになって戦うスポーツで、その方が得点力が高いし、苦しみも感動も共有できて、観る方も楽しい。フィジカルの強い選手の出現にも期待しつつ、未来志向で日本サッカーのあるべきスタイルを確立していかねばならないと思う。

 ところで、カナダ大会はヴァンクーヴァを中心に開催された。30数年前、ブリティッシュコロンビア州ヴァンクーヴァのブリティッシュコロンビア大学(UBC)で語学研修のため7月から8月にかけて数週間滞在したことがり、その思い出をダブらせながらW杯を観ていた。夏季は日没が10時頃で一日が長い。きょうは現地時間の午後4時キックオフであったが、まだまだ日が長く、開始早々攻められた日本側は眩しかったかも知れない。そのヴァンクーヴァを当時の写真で紹介すると・・・。

郊外から見た太平洋岸越しのヴァンクーヴァのビル街 右、UBCの時計塔 大学構内で迷子になると目印なる

6時頃UBCの学食で夕食を済ませ、日没まで各国の仲間とバレーを楽しむ。右、郊外にあるエリザベス公園。

ブリティッシュコロンビア州の州都はヴァンクーヴァからフェリーで2時間ほどのヴァンクーヴァ島南端部にあるヴィクトリア。これは州議事堂(1898年完成)。各家の庭や街路樹、公園はどこもきれいな花であふれている夢の都市。右はブッチャーズガーデン、まさに花園そのもの。2002年に妻と再訪した。