子ネコ騒動!

 2週間ほど前、長男夫婦が生後1ヶ月の子ネコを飼うことになり、早速、お盆に我が家へ連れてきて、初対面。とにかく痩せているが小柄でかわいい。名前は「小梅」。直近の計量では230g。しかし、もうすでに、排泄用乾燥剤のあるところでしか排泄はしないという習慣が身に付いている。これには驚き、感心。ダンボールの住まいを動きまわったり、ニャオ〜、ニャオ〜とか細い声で鳴いて空腹を訴える。餌を与えるとお椀の中に顔中突っ込んで食べる。満腹になると住まいの片隅で丸くなって熟睡。

 長男、二男が子どものころ「動物(犬か猫)を飼いたい」と母親にねだったら「だめ!」と断られ、すでに何十年も経っている。子どもたちも我々親ももう動物を飼うことはあり得ないと思い込んでいるところへ、小梅が登場したので長男夫婦はもとより、我々にとってもびっくりし「大騒動」になった。「だめ!」と断った母親は「かわいい、かわいい」の連発で、昔のことは忘れている。

 餌は缶詰の離乳食。それも、数カ月ごとの離乳食があるとか。これにも驚いた。スーパーには「犬猫コーナー」があり、何種類もの餌や飼育用の品物が置いてあるり、ペットブームを物語っている。小梅の歯はまだ生えそろっていないが脚の爪は伸びていて、いろんな物を引っ掻くなど、成長が早い。まさに野生動物である。
 小梅は、きょうだい3匹と一緒にバケツに入れられ、長男の勤め先に捨てられていた。2匹は職場の仲間が引き取り、小梅は引き取り手がいないので長男が連れて帰り、夫婦で相談して飼うことにした。これからは共働きなので飼育の仕方が課題。今月末、夫婦は2泊3日の旅行に出かけるので、小梅を我が家で預かる予定。当分、「子ネコ騒動」は絶えそうにない。