さくら・サクラ ’16

 今年のさくらは、開花するやいなや寒冷前線に襲われ、開花期間が長くなった。首都圏でも2週間ほどお花見ができた。お花見の中に中国人はじめたくさんの外国人が目についた。日本で働いているヴェトナム人は「ヴェトナムでもサクラがたくさん咲くけど、サクラの下で宴会はやらないよ」と言いながら、日本人と一緒に弁当を食べてお花見を楽しんでいた。フィリピンの女性は「フィリピンにはサクラはない。日本のサクラはきれいだね」と大型のデジカメで撮りまくっていた。

さくら百選の清水公園のさくら並木(千葉県野田市)。古木が多く枝がたわわになりトンネル状態に。今年は4月5日頃が見頃であった。

元荒川(埼玉県越谷市)のさくら。例年お花見客で大賑わいである。ここのさくらも古木が多く花が地面に付きそうになっている。越谷市は首都圏にあって人口33万人の中核市。4月3日、満開。

上信越自動車道富岡市付近(群馬県)のさくら(4月9日) 右は、長野市内(4月10日) いずれも、首都圏より少し遅れて満開に。

長野県上水内郡小川村にて(4月10日) 長野市白馬村大町市を結ぶ国道31号線オリンピック道路)の中間地点に小川村がある。犀川支流の土尻川沿岸に村落があり、その背後の山々に無数のさくらが咲き誇っている。「昔、この村に花咲かじいさんがいたんだろうなぁ」と同乗の仲間がつぶやく。村の未来を案じてくれた先人は偉大である。ちなみに、小川村は、面積58.11平方キロ、人口2691人(2016.2.1)、近隣の村は長野市大町市に合併したが小川村は未だに単独で村を営んでいる。道の駅では、地産の野菜や果物、草花などが売られていた。
 4月9,10日、白馬八方で今シ−ズン最後のスキーがあり、道中車窓から沿道のさくらを満喫させてもらいラッキーだった。長野でも白馬八方のさくらはこれから・・・・。日本列島の北国ではさくらの北上とともにこれから春を迎える。