藤井四段29連勝の快挙!

 30年ぶり新記録 14歳驚異の終盤力 大一番瞬く間に劣勢覆す
 これは本日付け朝刊一面の大見出しです。昨日行われた将棋の竜王戦決勝トーナメントで藤井聡太四段が増田康宏四段に勝ち、史上単独1位となる公式戦29連勝を達成したニュースです。すごい!天晴れ中学生の快挙に大拍手を送りたいと思います。どれだけすごい快挙であるか、有名人の驚異の言葉から察してもらいたいと思います。
 羽生善治三冠 29連勝は歴史的な快挙です。結果も素晴らしいですが内容が伴っている点でもすごみがあります。将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事になりました。ひのき舞台で顔をあわせる日を楽しみにしています。
 神谷広志八段 1位でなくなることは個人的に少々寂しいのですが、凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いたというのは、将棋界にとってとてもいいことと思います。藤井さんがこれからどんな世界を見せてくれるのか見続けていきたいです。
 加藤一二三九段 ここまで連戦連勝することは予想できなかった。ここ2、3年の成績が良ければ、名人の座もすぐに視野に入ってくるだろう。
 藤井四段ご本人の話 途中、苦しくしてしまったが何とか食いついた。最後の最後までわからなかった。自分でも信じられない。非常に幸運だった。次の相手も強敵なので、教わる気持ちでぶつかりたい。
 こんなにすごい快記録なのにご本人は冷静で謙虚そのものです。いつからこんなに落ち着いて、将棋に集中できるようになったのでしょうか。とかく、人間は頂点に立つと浮かれて我を忘れ好き勝手なことを言って自滅する例があります。藤井四段にはそんな心配は全く無用ですね。
 将棋の世界を通して自ら人間性を涵養して若者たちのリーダーになってもらいたいと思います。同じような志を抱いて頑張っている中学生始め若者たちに希望の光明を与えてくれた藤井四段に感謝してペンを置きます。