スポーツ界、若手台頭

 きのうの新聞のスポーツ欄より3人のスターを取り上げてみました。

 渋野 8打差逆転V  デサントレデイース東海クラシック(新南愛知CC)において今話題のプロゴルフアー渋野日向子(20歳)が国内ツアー3勝目をあげました。この8月、全英女子オープンで日本人として42年ぶりの優勝を果たし、注目No.1のゴルフアーに。「まだまだいろいろなことを経験するだろうし、それを生かせるように勉強していかなければ」と謙虚に語りながらもトレードマークの満面笑顔を忘れませんでした。今シーズン、少なくともあと2勝はしてほしい。

 大坂 圧倒で初優勝 テニスの東レ パンパシフイック オープン(大阪)で、世界ランキング4位の大坂なおみ(21歳)が同41位のロシアの選手に6−2、6−3でストレート勝ちし、初優勝を果たしました。今季2勝目。今年1月、全豪オープンで優勝し世界ランキング1位になりましたが、その後4強が最高で成績は振るわずランキングは4位に。今大会では「ストロークが良くなり、強さが戻ってきた」ことを自認し、再起を誓っています。早めに2勝目を!

 御嶽海V 次世代の大器 大相撲秋場所は千秋楽で12勝3敗同士による優勝決定戦となり、ともに関脇の御嶽海が貴景勝を破り7場所ぶり2度目の優勝。来場所の成績次第で大関昇進も視野に。三役連続在位は昭和以来2位の16場所になったもののその間2桁勝利は1度だけで、不甲斐なさを自認しています。今場所は2横綱、1大関不在でしたので来場所は一層の奮起を求められています。御嶽海26歳、出羽海部屋

 

 スポーツ界は今が最盛期で連日厳しい戦いが展開されています。ゴルフは渋野さんが彗星の如くデビユーし、人気、実力ともに独占しています。いかにも現代っ子でゴルフの楽しさを観客と分ち合っています。笑顔を見せながらも、それ以上に練習を怠らないところは賞賛に値します。「大きく育って欲しい人材」です。

 こちらも天真爛漫なキャラクターで人気の大坂さん。若くして世界ランキングNo.1になり期待されたのですが、多分、取材やイベントに振り回されてテニスに集中できないまま数ヶ月を送っていたのかもしれません。しかし、やっと喧騒から解放されつつあり、練習に集中できるようになり、実力が蘇ってきたようです。人気と実力は不可分でどちらにも耐えられる選手になってほしい。

 相撲界は今や「戦国時代」。誰にも戦国を戦い抜き頂点に立つチャンスがあります。一方、一気にどん底へ陥落する懸念も十分に潜在しています。御嶽海は派手さはなく、稽古量も自己流で必ずしも多いとは言えないようですが、それでも三役を長年堅持しているのはそれなりの潜在能力があるからでしょう。これから上を目指すには、意識と技量を改革して「新御嶽海」に生まれ変わり、大関になってもらいたい。

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        刈り取りを待つ稲穂   岩手県一関市田園にて(9月21日)

 岩手県南の田園。もういつでも稲刈りが可能に。出来栄えは平年並みとのこと。