危うい東京五輪

 3月14日、東京の靖国神社の桜ソメイヨシノが開花しました。1953年開花観測l以来、最速記録とのこと。全国的に今年は開花が早いようです。それでも秋田4月9日、青森14日、札幌23日、稚内5月6日と北上し、私たちを楽しませてくれます。

 ところが今、日本はもとより世界中で新型コロナウイルスが拡散して社会問題化しています。ちなみに、本日の厚労省の発表によりますと、感染者数は国内829、国外165、985 死亡者数は国内28 国外6、575となっています。回復者数は国内171、国外77,615です。世界で発症来やがて2ヶ月になろうとしていますが未だに衰えそうにありません。

 我が国は3月2日から99%の小中高等が休校しており、このまま3学期末まで継続しそうです。としますと、4月からの新学期も予定通り開始できるかどうか危惧されます。小中高校生たちは文字通り身動きができないまま家庭で過ごしています。

 7月の東京オリンピックパラリンピックが予定通り開会できるか、危ぶまれています。ある新聞社の世論調査によりますと、東京五輪「延期」63%、「予定通り」23%、「中止する」9%でした。東京都民も67%が「延期」と答え、21が%が「予定通り」と答えています。

 確かに、仮に開催国が安全でも、参加各国が不安であるとすると開催は危ぶまれるでしょう。トランプ大統領は「コロナ危機は7、8月まで続くだろう」と語り、東京五輪に影を落としています。安倍首相は「あらゆる条件を整え予定通り開催する」と発言しています。

 これらの情報を整理して、開催の可否を鑑みると国外の状況が悪化をたどっており、予定通りの開催は「厳しい」と言わざるをえません。個人的には生涯2回も東京五輪を観戦できる楽しみを味わいたいと願っています。1回目は1964年10月、24歳の時でした。

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               ネメシア   原産は南アフリカ  

 艶やかな花をびっしりと咲かせる秋まき1年草。名前は類縁の植物のギリシア古名、ネメシオンから。鉢植えは雨の当たらないベランダや軒下で育てる。