人類に問われていること

 昨日、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が49日ぶりに全都道府県で解禁されました。感染者1万6671人、死者852人もの犠牲を強いられながらも「解禁」にこぎつけたわけですが、まだまだ「緊急事態」から完全に脱したわけではなさそうです。

 それでもこれでようやく、一歩前に進める、という前向きの気持ちも湧いてきました。千葉県は、映画館や集会場が26日に、パチンコ店、カラオケ店、スポーツジム等は6月1日にそれぞれ解除になり、少しずつ新たな日常が展開されそうです。

 首都圏の学校は6月1日から再開されますが、小中学校は当分は分散登校で、真の「正常化」は7月以降になりそうです。これではとても今年度の教育課程を完全に消化することは不可能であり、また、どのようにして子ども達の学習意欲を高め学力の向上を図るか、まさに未曾有の課題を負うことになりました。

 ウイルス禍は依然として衰える兆しは見えてきません。我が国としては自衛しつつ、あとは新薬の開発に期待するしかありません。各国ごとにワクチンの開発に取り組んでいますが、新薬が発明され実用化されるまで多くの時間を要するようです。新薬開発に我が国は世界からも期待されています。

 まだ不安は拭えませんが、人類が生き抜いていくために全人類が英知を結集してその答えを見出すことが問われています。

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                スミレ(左)とビオラ