ゆとりある老後を

 今、私は地域の老人会の会長を仰せつかって2年目になります。会員は男子21人、女子15人、計36人。全体の平均年齢は81歳で、最高齢は100歳、最年少は66歳(ともに男性)です。会員の皆さんがたいへん元気なことが何より嬉しいで〜す! 市には84老人会があり、会員は約3000人です。

 残念なことに、コロナ禍のため4月以降一度も老人会の行事を開催できないため、会員同士の交流がたいへん少なくなっています。道端で会った時に交わす「会話」がとても貴重な昨今です。月一回の「会報」で、「近所で会った時にはたくさんお話をして、孤独にならないようにしましょう!」とPRしています。

 さて、私は拙い「手書き」の会報を毎月一回発行しています。ここで、10月1日号で掲載した2人の会員の「近況報告」の文章を紹介します。

 

<ラジオ体操10年*Aさん>                           毎朝5時に起床し、ラジオ体操会場の公園広場へ徒歩25分で到着。三々五々20〜30人集合。6時30分〜40分ラジオ体操。6時40分、会独自の体操を入念に行い、7時終了、解散。7時30分帰宅。そのあとの朝食がたいへんおいしい。こうしてラジオ体操は10年間続けています。その効果は、(1)10時就寝習慣化(2)時間的けじめがつく(3)食事がおいしい(4)脚・腰が丈夫になる、などです。

<健康あっての人生*Bさん>                           「体力づくり」のために毎朝、5000歩散歩しています。この地域は全体的に平坦なので、特に坂道のあるコースを選んで歩きます。おかげで、脚・腰が丈夫になりました。早朝散歩は習慣化して、貴重な日課となっています。私は、さらに週一回夫とボーリングをしています。脚腰を使うのでいい運動になります。こうして毎日の生活に散歩とボーリングが定着しつつあります。「健康あっての人生」だもんね!

 

 今や老人会は全国的に展開しており、その存在感は大きく、長寿化にたいへん貢献しています。我が老人会も物心両面で自立して国のために少しでも尽くそうとしていますが、私たちは若い時代から国のために頑張った「老人たち」です。できたら老後をもっとゆったりと過ごせるような国であってほしいと願っています。

f:id:gornergrat:20201012012413j:plain マリーゴールド  キク科  原産地 メキシコ グアテマラ   太陽に向かって咲いているように見え、フレンチ種やアフリカン種がありますが、いずれも持ち込まれた場所に由来するだけで、生態には関係はないようです。マリーゴールドとは「聖母マリア・黄金」の花の意味。