バイデン新大統領「米国を一つに」

 第46代米大統領に就任したジョー・バイデン氏が就任式で宣誓した言葉は次の通りです。

 全ての米国人のための大統領になる。私を支持した人のためと同じように、支持しなかった人のためも一生懸命戦う。<2021年1月20日 米国現地時間)

 就任式後の演説

 民主主義は貴重でもろいと学んだ。しかし、民主主義は勝ったのだ。我が国の歴史で我々ほど困難に直面した人たちは少ない。これらの困難を克服し、魂を修復し、将来の米国を確かにするには、言葉以上のものが必要だ。私の全霊を、米国人をまとめ、約束させ、国を一つにすることに捧げる。全ての米国人も参加して欲しい。

 

 バイデン大統領は就任式後に17の大統領令などに署名しました。その中には、パリ協定の復帰やWHO(世界保健機構)脱退中止が含まれています。その他に、新コロナ対策、経済回復策、地球温暖化・環境、移民・多様性などを掲げています。

 これらの中にはトランプ前大統領が離脱や一時停止を命じたものが含まれています。中でもパリ協定やWHOへの復帰は加盟各国から歓迎されるはずです。

 混乱から結束へ・・・新大統領は、米国民に「混乱から結束へ」を繰り返しアピールしました。前大統領がもたらした「混乱」を修復するために全米国民に「結束」を呼びかけています。米国民は今だにトランプ派がかなり多いだけにバイデン大統領は苦渋の旅立ちを余儀なくされています。

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          バイデン新大統領就任を報じる朝刊紙