回想〜元気の素(もと)に

 きのう(4月28日)NHKラジオの「Nラジ」という番組で、「人生を回想することによってストレス解消効果がある」という学説を瀧靖之東北大学教授(医師)が発表しました。

 3人のNHKアナウンサーの体験談:「小学校2年生の頃、新しい学習机を買ってもらい嬉しかった」「子どもの頃、曾祖父母、祖父母、両親と一緒だったので家族のふれあいがあった」「今コロナ渦中なので、電話で子どもの頃遊んだ友人と話をした。電話ですっかり昔に還ることができた」

 瀧教授:3人の体験から(1)心地よさ (2)孤独感の軽減 (3)脳の活性化などにより、ストレス解消と同時に未来志向になります。回想は、物や心に残っていることの中から、人間との関わりやつながりを通して、温かい思い出となります。

 私は正直のところ「回想」は未来志向に反して「後ろ向き」と未だに信じていますが、瀧教授の学説によりその考えを撤回し、正面から「回想」を大切にしていきたいと思います。

 私は十数年来ブログ(「消光の日々、されど」)を週1ペースで書いています。日常の茶飯事を500〜700字にまとめています。たまたま昨年から「回想」と題して2、3ヶ月ごとに思い出を連ねていますので覗いていただければ幸いに存じます。

 因みに、第1回は2020年7月14日号、第2回7月17日号、第3回9月15日号、第4回12月4日号、第5回2021年2月6日号で、イタリア、ドイツ、オーストリアでのスキー、利根川サイクリングなどの回想を連ねました。

 人生を未来志向で前向きに捉え、回想も加えて元気の素にしていきたい!

 

  回想 第1回 2020年7月14日号より

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1956年1月31日、猪谷千春はこのコースで回転銀メダルに輝いた。スタート地点横に記念碑が建っている。その日優勝したのはトニーザイラー。<2016年2月15日コルチナダンペッツオ(イタリア)記念碑前にて>

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 右上スタート地点から400m付近。ここで右折して一気にゴールへ。このコースは今でも使用しながら大切に保存されている。日本では未だにこの種目での入賞者は猪谷さんだけ。なお、今は他の斜面に距離、斜度、幅などを拡幅したコースがある。