みこしパレード

 きのう、千葉県野田市で第25回みこしパレードが開催された。子どもみこし、女みこしを含む14基のみこしが参加。市内でも郊外の我が地域のみこしは、毎年トラックに積んで現地へ運び、そこで組み立てて担ぎ出すことにしている。

みこしパレード出陣前のみこし。右は、現地へみこしや道具をトラックに積んでいるところ。
 ここ神明神社の始祖が茨城県稲敷市阿波の大杉神社(あんば様)であることから、庫裏には大杉神社と記されている。大杉神社は建創が767年で、江戸以降、僧勝道(日光輪王寺開祖)が立ち寄って疫病治癒祈願をしたことから大杉信仰が始まったとされる。従って、神明神社は祭神を天照大神とし、疫病追儺、五穀豊穣、平穏安泰の神社として350余年にわたり、地域の守護神になっている。市内にはおよそ100社あるが、大杉神社を始祖とする神社が他にもいくつかある。 



 「みこし」はどの地域でも担ぎ手不足に悩まされている。今年も高齢者に若手も加わり辛うじてパレードを終えたが皆疲労困憊であった。私も少し担がせてもらったが、長時間となると若手の力が必要だ。今回参加の若手にぜひとも継続して貰うために、その環境づくりを怠らなことだろうと思う。
 このパレードには我が地域だけでも100人近くの人たちがいろいろな面で参画している。これだけの人員を確保していくことも大変なことであり、今、何とか維持できているのでありがたい。いい意味で地域性がよくでていると思う。他の地域にも言えることだろうと思う。現代は「隣は何するものぞ」と揶揄されて久しいが、これらの地域はまだまだ捨てたものではない。
 太鼓、笛、鐘、そしてガンガラ(1斗缶を棒で叩く)の鳴り響くみこしパレードは、真夏の厳暑に真っ向から対峙していた。