五日町スキー場へ

 今月5,6日、スキー仲間3人で新潟県南魚沼市の五日町スキー場を訪ねた。毎シーズン、たくさんの我がスキー仲間たちがお世話なっているスキー場で、毎年この時期に訪問して来シーズンの日程等の打ち合わせとお礼のしるしにスキー場の草刈りを手伝っている。私も昨シーズン、大変お世話になり仲間たちと一緒に訪ねることにした。

 ご覧のとおり、スキー場の緑の部分が萱(かや)などの雑草が生えている場所で、茶褐色部分が除草を終えた場所。スキー場のリフト左側は中斜面のメインバーン、右側が急斜面(ジャイアントコース)。手前には田んぼがあり、ここもシーズン中は一面スキー場になる。
 草刈りをしているのは五日町スキー場従業員。と言っても、管理者(兼スキー学校校長)と従業員の二人。自前で連日大汗をかきながら重労働を続けていることに頭がさがる。スキー客の減少でどこのスキー場も経営が厳しく、人手を頼む経費を節約している。スキー場によっては、草花を植え、観光地として集客に努めているところもある。

 1m以上もある雑草、一度刈っても10月頃にはまた生えてくるのでもう一度除草作業が待っているという。右は今回除草した一部分(電柱付近)。暑さと斜面とマメ科つるが絡まった雑草との戦い、不馴れな作業ではあったがいい汗をかいた。私たちの作業は極々わずか。シーズンを迎えるまでスキー場関係者のこうした努力をあらためて知り、今シーズン、ここを滑る時、今までとはひと味違った感慨を覚えるに違いない。
 南魚沼市は、2004年六日町と大和町が合併し市制を施行、翌年、塩沢町も合併し、新南魚沼市が誕生し現在に至っている。市の産業は、魚沼産コシヒカリで有名な稲作や八色スイカなどの果物栽培、「八海山」で知られる酒造、そして、石打、六日町、五日町等のスキー場が観光の一翼を担っている。
 石打丸山スキークラブ所屬の小野塚彩那さんがソチオリンピックのスキーフリースタイル女子ハーフパイプ(ボード)で3位に入賞し、銅メダルを獲得したばかりである。越後地方にとってもビッグニュースであったが、これを契機にスキーやボードのウインタースポーツがさらに盛んになることを地元の皆さんとともに期している。
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       石打スキー場(左)とお隣湯沢町岩原スキー場。