指導者の使命の重さ
私は公立中学校の教員でした。ある日の朝会で私は「校長先生の話」として生徒たちに次のような話をしました。
生徒の皆さん、おはようございます。早速ですが、お話を始めます。先週末、生徒の皆さんのトイレの修理を終えて大変きれいになりました。きょうから皆さんに使ってもらおうとしていたのですが、今朝、男子トイレのドアーが破壊されているのを生徒が発見し、職員室へ知らせてくれました。残念です。悔しいです。
そこでお願いがあります。これは、外部の人が侵入して破壊したかもしれません。あるいは、信じたくありませんが日頃使用している生徒の皆さんの誰かが破壊したかもしれません。誰にしても許せないことですが、万万が一、皆さんの中で破壊した人がいたら申し出てください。私は決して責任を追求したり、怒ったりはしません。
このことを伝えてその日の朝会は終了し、私は校長室へもどりました。10分ほどすると、なんと3年生の担任の先生と男子生徒がうなだれるようにして私に面会に来たのです。生徒は「私がやりました。すみませんでした」と話し、頭をさげました。担任も一緒に一礼し、「指導をしますのでお許し願います」と・・・。
私は「反省してくれれば、約束通りこのことで君を叱ったり、責任を追求したりしません。正直に申し出たことは立派だよ」と生徒に伝え、別れました。その後、担任と生徒が十分に話し合ったとのことでした。
もう20数年も前のことで、校長として、一教師として、指導、判断、寛容さはどうだったか、知ることはできませんが教師の使命の大きさ、重要性は生涯問われ続けることは否めません。遅まきながら教師の使命の偉大さを再認識し、至らぬ指導者であったことを悔いる日々です。
市郊外の住宅地域 敢えて市街地を避けて郊外に住宅が進出。曾ては広大な田園でした。
4年ぶりの降雪
1月5日(水)、所用のため車で茨城県つくば市へでかけました。気温10度、快晴に恵まれ車中から新春を寿ぎました。
ご存知の通り、今やつくば市を象徴するのは筑波山(877m)です。戸外へでるとどこからでも目に入ります。市の人口247,346人(2021年12月1日現在)
大自然を背にして発展するつくば市。都内の企業とも連携しながら発展を遂げています。
4時過ぎにつくば市を発ち帰宅の途に。夕闇の中に富士山のシルエットがきれいでした。5時10分撮影。
自宅に近い商店街も明るく華麗な電飾で新春の来客を迎えています。
1月6日(木)夕刻から、首都圏は降雪に見舞われ4年ぶりに積雪10cmに。
翌7日、千葉県では重軽傷244人、交通事故45件、負傷者53人、物損事故989件。外房線や総武線は59本運休し、18,400人に影響しました。
雪國の皆さんは降雪10cmは日常的で、首都圏のように大騒ぎはしないかと思います。それでも、雪や寒さは身に染みるはずです。どうぞお大事にお過ごしください。
上を向いて歩こう!
坂本九ちゃんの名曲「上を向いて歩こう」は国内だけでなく世界中で歌われています。若くして航空事故で他界した九ちゃんの人柄や歌唱力、曲想が非常に優れており、長く歌い継がれている所以だと思います。今年のスローガンは「上を向いて 歩こう」にしようと思います。
幾たびかの新年を迎えています。若い頃のように「新年の誓い」などはありませんが、もうしばらく健康で、家族や友人、知人と交流しながら人生を楽しみたいと思います。高齢者の課題は「健康」です。月1回、通院して検診を受け、服薬しながら健康管理しています。さらに散歩することにしているのですが、怠けて実行していませんので、新年を機に週3日以上頑張りたいと思います。
月2回、地区公民館のカラオケ教室に参加しています。会員は14人、密にならないように離れて座っています。2,3ヵ月に1曲、皆で新曲をレッスンしてカラオケレパートリーを増やしています。中にはカラオケセットを購入して自宅でレッスンしている会員もおり、カラオケ教室を盛り上げています。
今冬はスキーも2,3回計画しています。コロナ禍なので何台かの車に分乗して行くことにしています。よって、日帰りかせいぜい1泊。ゴルフはこのところ月1、2回。スコアはよくありませんが、とにかくホールアウトすることに意義を求めています。スコアはともかく一緒にプレーを楽しんでくれる仲間に感謝したい。
1ヶ月ほど前に左眼の白内障手術をしました。手術前の左眼は膜に覆われて視力は0,2でしたが、手術後の視力は1,0、遠くまで鮮明に見えます。嬉しい。もうしばらくして眼鏡を新調しますが裸眼でも日常生活は支障なさそうです。長年の課題が解決して人生が開けたように感じます。
新年早々、やや気負っている感じですが決して無理したり、頑張りすぎないようにしたいと思います。心身のバランスを大事にしながら歩んでいきたい。「上を向いて・・・」
近所のスーパーマーケット
つかの間の音楽鑑賞
24日、東京麻布のサントリーホールで東京ヴィヴァルデイ合奏団創立60周年記念コンサートがありました。ゲストはペルー出身、日系3世のシンガーソングライターエリック・フクサキ(ヴォーカル)。コロナ禍につき150人ほどに入場制限される中で開催。
当合奏団は1961年結成、東京藝術大学の出身者らにより設立、70年代にヨーロッパ公演を成功させ揺るぎない地位を築きます。弦楽五部とチェンバロの12名の編成で巨匠ヴィヴァルデイの遺した膨大な数のヴィルトゥオーソ作品を紹介することを重要な柱としています。また、ゲストソリストに海外及び国内の一流奏者を招き、メンバーそれぞれの資質向上を図っています。
1985年より長年リーダーとして合奏団の成長を図ってきた渡部宏音楽監督が確固たる合奏団の基盤を創造した功績は大きい。そして合奏団は産みの苦しみ、喜びを超えてこれから先を見据えた活動方針に期待されています。
今次コンサートは、クリスマスに因んだ協奏曲やヴァーカルを楽しみました。
主な曲は、合奏団〜<コレルリ>クリスマス協奏曲、<バーリン>ホワイト・クリスマス、<J.Sバッハ>主よ、人の望みの喜びよ、<ヴィヴァルデイ>「四季」より冬、など。
エリック・フクサキ〜<アロミア・ロブレス>コンドルは飛んでいく、<アンダーソン>クリスマス・フエステイバル、<山下達郎>クリスマス・イブ、など。
東京ヴィヴァルデイ合奏団の主な年間演奏会は、ニューイヤー・コンサート(1月)、初夏の定期演奏会(5月)、天空から時空を超えて(10月)、フアンタジックなクリスマス(12月)などが予定されています。
この度、コロナ禍をくぐり抜けるかのようにしてコンサートを鑑賞。来たるべき年はマスク無しで楽しめる環境になることを期して止みません。
アクセス数10000回に感謝!
きょう午前10時過ぎ、当ブログのアクセス数が10000回に達しました。一重に長年にわたりご愛顧頂いた皆さんのお陰にほかなりません。皆さんのご支援に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
当ブログは、2010年11月3日に開始しました。「いつまでやれるか?」という疑心暗鬼のうちにスタート。内容も稚拙で、支離滅裂の連続であったように思います。それでも毎日覗いてくださる皆さんに背中を押していただき、11年間続けることができました。
時折り、感想やご意見、誤字脱字のご指摘もたくさん頂いております。また、同じ旅先の感想も寄せていただき、旅の楽しみをさらに増幅しています。覗いてくださる方はどなたか不明ですが私にとりましては心の支えになっております。 最近のアクセス傾向について記します。
*アクセス元サイト Google 52% Yahoo 25% はてなブログ10%
*アクセス先ページ 「へマタ=「何?」(41%) 「北国の春」(19%) 「大学のキャッチコピー」(9%) 「白鵬 木鶏たりえず」(5%)「おもしろい新明解国語辞典」(3%) 「4字熟語」「900坪の家庭菜園」「高山の頂きに美木なし」など。掲載年月日は省略します。
我が国の最近の国情(国状)は「コロナ禍対策」に追われていることに尽きるかと思います。昨日の感染者は全国で183人、死者は0人でした。ここ2ヶ月は激減しているのですが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が微増傾向にあり、政府は水際対策に傾注し、11月30日から始めた外国人の新規入国期限の延長を検討しています。
これが直近の我が国の大きなニュースです。我が国は島国ですから外国人の入国制限もしやすいものの、国際的に無期限にはできないので対策が急がれています。
改めまして当ブログへのご愛顧に感謝し、これからも皆さんとともに歩んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。
ヘリコプターより筑波山(877m 茨城県)を臨む(2020年)
視界、良好!
きのう、左眼の白内障手術をし、きょう、眼帯を外すと”視界、良好!”そのもので、うれしさが込み上げてきました。左眼の視力は0,2から1,0に回復。ここ2,3年、左眼が混濁して次第に画像が不鮮明になり、ほぼ右眼だけの生活となりました。幸い近所に眼科医院が開業したのでしばらく診察していただき、昨日手術に至った次第です。
資料によりますと、我が国では60代で60%、70代で80%以上が罹患するといわれています。私はこの資料通りに発症したことになります。眼球は、①目の表面を覆う角膜、②レンズの役割を果たす水晶体、③外から入ってくる光を脳に伝える網膜などからなっており、白内障はこのうち水晶体の部分が白濁し視力低下をきたす病気です。
白内障手術は数年前までは1泊2日で行われていたとのことですが、今ではお世話になった眼科医院は、週1回手術日を設けて診察、手術に当て、手術そのものは準備を含め1時間足らずで終えて、帰宅することがきます。この医院ではそれでも手術は早くても1,2ヶ月待ちとなっています。この度は医学と医師を信じて手術を終えられてありがたく思っています。
手術を終えたばかりですので今回は短文にて失礼します。
晩秋 塀を覆っていた蔦が真っ赤に染まり晩秋を彩っています
老人の生き方
きょう早朝、寝ぼけてベッドから転落、頭部裂傷という事故に遭遇。高齢故によくある事故と承知していたのですが、まさか自分自身が体験するとは思っていませんでした。幸い近所に内科外科医院があり治療していただきました。また、これを契機にベッドに防護柵をつけるつもりです。
人生の諸段階は、①生産関係のネットワークに加入していない子ども時代、②生産関係のネットワークの中心であるおとな時代、③生産手段を後進世代に譲り渡した老人時代、に分類できます。しかし、考え方や体力、経済、家族構成などによりそれぞれ何歳から何歳までと規制はできません。総じて「老人」は年々高齢化しているように感じます。それだけ元気であるという証でもあります。
ついでに、社会的、文化的事象である「老人」の呼称を調べてみました。年寄り、老者、高齢者、年配者、隠居、シニア、長老、老輩、老骨など多種に渡っています。それぞれの呼称にはイメージが浮かんできますが、呼称に惑わされないで自分自身の「老人」を貫くことが肝心であるかと思います。
誰にも、いつかは訪れる「老人」時代。老人の人生のあり方や人生観はそれぞれでいいと思います。精神的にまた身体的に健康を維持していくことが「老人」の楽しみであり、課題でもありますが、いずれにしても前向きに捉えていけたら、と望んでいます。
きょうは私自身が直面している課題「老人の生き方」について総論を述べました。。今後も時折り豊かな老後のあり方について話題にさせていただきますのでよろしく。
近所の庭園 紅葉真っ盛のもみじ