大空と大地の中で
フォークシンガー松山千春の歌である。彼は北海道出身のせいか伸び伸びして、大空や大地が似合うし、あの高音がしびれる。この曲も自身の作詞・作曲である。
果てしない大空と広い大地のその中で
いつの日か幸せを自分の腕でつかむよう
歩き出そう明日の日に
ふり返るにはまだ若い
ふきすさぶ北風に
とばされぬよう とばぬよう
こごえた両手に息をふきかけて
しばれた体をあたためて
生きることがつらいとか 苦しいだとかいう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
松山千春はある人との対談でこんなことを話している。
どうして歌うのか、という問いに「歌うために生きている。歌は手段にすぎない」と語る。そして、その人生で大事なこととして、(1)どれだけ人を信じ、愛せるか、(2)見返りを求めず、ありのままの人生を、(3)人生には今しかない出来ないことがある、と3点をあげる。
なるほど、どれも身にしみる内容である。これからの我が余生にあって1点たりとも成し遂げられるだろうか。「否」である。しかし、せめて「心がける」ようにはしたい。そして、今、何が有って、何が無いのか、今しかできないこととは何か、見極めたいと思う。
ところで、きょうから6月。この拙いブログ「消光の日々、されど」を書き始めて3年7ヶ月になる。当初、全く気楽に、目指すゴールも定めずに走り出した。だから、気が向いた時に、思いつくままに書いてきた。
ブログ数は、これが177回目になるが、アクセスは70,200回を記録している。覗いてくださっている方々に深く感謝を申し上げたい。
7万回記念に、いつか取り上げようと思っていた松山千春の歌と人生観を探ってみたところである。これからもどうぞよろしく。