遅すぎる企業の体質改善!

 きのう、きょうは小春日和で秋を感じます。このところ、台風が来たりして晴天の日が少なく秋を楽しむ機会が奪われて残念ですが、きょうは買い物ついでに戸外での秋を味わってきました。文字通りの秋晴れでした。
 ところが、南海上にまた台風が発生して2、3日後には関東にも接近するようです。その度に、これも単に天候の不順と受け止めてしまいたいところですが、近年、同じような気候が続いていることに鑑み自然界が変動している証拠に思えてなりません。つまり、地球規模で気候が変動し始めていると専門家が指摘しています。その元凶は人類による排気ガスにあると。
 JIS改ざんなど企業モラルが問われる不正が発覚して社会問題化しています。神戸製鉄所の検査データの改ざん問題が象徴するように大手企業で同じような不正が発覚しました。世界で最も信頼されていた日本製品に対する世界各国の不信感は拡張し、信頼回復には何年もかかるものと懸念されています。一社どころか大企業数社が同じような不正を何年も繰り返していたというのですから、最も信頼していた私たち日本人自体が呆れてしまいます。
 明らかに企業の体質の問題です。日本製品に対する海外の安全神話を逆手に取った行為が何年も前からあったのではないでしょうか。合理化を進める過程で人員削減に力を入れすぎて実態は「人員不足」が生じているのに、従業員に同じ作業を強いればどこかで手を抜かないと納期に間に合わないことになります。合理化は単に「人員減らし」だったのではなかったか。社長が頭を下げるだけでは解決しないことは自明です。信頼回復に身を削る思いで取り組んで欲しいものです。
 今一度、まずは企業の指導者自身が人間としてのモラルを学び直して欲しい。子ども達には厳しく求めているモラル、実は子ども達よりも大人たち、取りわけ企業幹部のモラルを見直すべきではないでしょうか。子ども達はその姿を見て育っていることを肝に銘じて厳しく研鑽を積んで欲しいと思います。驕りをかなぐり捨てて!
 
 
 















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