直近ニュース3題

ローマ教皇 核廃絶訴える

 訪日中のフランシスコ教皇は25日、被爆地の長崎と広島を訪れて演説し、核兵器の廃絶を強い言葉で訴えました。教皇は二つの演説で被爆地を「人間が過ちを犯しうる存在だと意識させてくれる」などと表現。各国の政治指導者に向け、「核兵器は安全保障への脅威から守ってくれるものではない。そう心に刻んでください」と求めました。

 

香港 民主派圧勝

 香港で24日に行われた区議会選挙で民主派が圧勝し、全452議席の8割を超える386議席を獲得しました。1997年の中国返還後、民主派による過半数の獲得は初めてで、香港政府や中国政府に民意が強烈な批判を示したことになり、今後の香港情勢に影響しそうです。投票率は71.2%で、返還後過去最高。

 

日韓 連携の重要性確認

 23日、日韓の軍事情報総括保護協定(GSOMIA)の継続決定を受け、両国は来月の日韓首脳会談に向けて動き出しました。土壇場の失効回避の裏側には、協定維持を求めた米国の強い働きかけがあったとされています。「文在寅大統領は米韓同盟をはじめ、安保関係への悪影響を考えざるをえなかった」とメデアは分析しています。多くの韓国閣僚も「早い時期にGSOMIAが完全に正常化することを望む」と語っています。

 

 ここ直近の国際的なニュース3題を紹介しました。それぞれインパクトあるニュースばかりですが、やや平和ボケ気味の我が国はもっともっと身近な問題意識で以って受け止めるべきだと思います。