老人会のあり方が問われている

 当市の「老人会」は高齢化社会の活性化に貢献しようとしています。82の単位老人会があり、会員は3200人。我が支部は5クラブからなり、会員は195人です。そのうち3つのクラブは昭和42年(1967年)12月8日に発足しており、52年の歴史を刻みながら今日に至っています。

 我がクラブは、会員が41人、男女比はほぼ半数ずつです。年齢構成は最高齢が99歳(白寿)で、65歳が最若年齢となっています。平均年齢はほぼ80歳です。

 会としての主な行事は、4月総会 懇親会、9月お月見会、1月新年会、その他に毎月、児童見守りパトロールを行っています。また、希望者は市連合会主催の視察や旅行に参加しています。班単独の旅行もしていましたが参加者が減り、他の班に呼びかけて実施しています。

 当会では老人会の行事等に全く参加できない会員が1/4おり、退会者の多くはその中から出ています。体調が整わない、好むイベントがない、友達がいない、団体行動が煩わしいなどをその理由に挙げています。会としてはこれらの課題を解決するために取り組んでいるのですが、力及ばず申し訳なく思います。

 厳しい現実にもかかわらず、地域の老人会は会員の長寿化により80代が中心になって、会のあり方が再構築されつつあります。健康を基本にして、それを活かす術(すべ)をみんなで考察していくことで、新境地を開拓しようとしています。高齢化、老齢化を逆手にとって、長寿を誇りにする思考に変えていく時代を模索しています。

 まずは当事者である高齢者の我々が立ち上がることかも知れませんね!

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           これから春先までポンポン咲くパンジー(pansy)