盆に思うこと

 きょうの首都圏は雨模様で、気温も28度 とこの時期としては低温。この地域では旧盆初日で傘をさしての墓参となっています。

 私の実家は東北にあります。このところコロナ禍の関係で帰省もままならず実家の墓参は3年も遠のいています。よく盆には各地に住んでいる兄弟たちが実家の墓参りに集まり、そのついでに親戚や同級生を尋ねて旧交を温めるという絶好の機会になっています。

 中でも、中学時代の同級生とは格別で、会った瞬間に何十年も前に遡り、話題に事欠きません。ちなみに、卒業時の同級生は、男子27人、女子50人、計77人で、残念ながら早逝した同級生は男子10人、女子9人、計19人になります。中学時代は1、2年は男女別のクラスで、同級生とはいえ男女の交流がなく、不自然な感じでした。

 ところが、3年になると女子10人が男子に加わりやっと1クラスが共学になりました。女子は勉強も運動も優秀な人ばかりで、男子は必死でした。こうして中学を終えてもう66年になります。同級生に会うとすぐ盛り上がる所以は察していただけるかと思います。

 コロナ禍で同級会の在り方も変容せざるをえないでしょう。それには逆らわず、とにかく「会う」ことを優先した考えでいきたいと思います。

 例年、我が家でも盆には子どもや孫が墓参りに来ていますが、今年はコロナ禍故に誰も来ないことになり老夫婦だけの盆になりました。親としては子どもたちが幸せであることを願いつつ、自分たちも少しでも長生きして子等との人生を享受していきたいと念じています。

f:id:gornergrat:20210725020109j:plain              ハイビスカス  4回目の開花