スキー指導員検定に挑戦 <回想3>
これは2014年2月21〜22日 新潟県内スキー場で行われた、SAJスキー指導員検定会のレポートです。なお、準指導員検定には39歳の時、合格しています。
検定会は毎年この時期に全国5会場で全く同じ規定に基づいて開催されます。私は新潟県内会場の検定会に臨みました。初日午前は学科試験(90分)があり、午後から翌日一杯実技検定という日程で、受検者はおよそ120名。
実技検定最初の種目、プルークボーゲンが始まる頃、よく晴れていた天候は急変して大雪に。冬山ではこういうことは十分覚悟しているものの、視界が阻まれるほどの降雪には閉口。しかし、検定は予定通り行われ、その時の気候や気温、雪面に適応した滑走ができるかどうかが問われます。
ちなみに、当時の検定種目は、プルークボーゲン、シュテムターン、斜滑降、直滑降、パラレル、ジャンプ、総合滑降、指導法など11種目。各種目平均70点以上が合格。
検定は年齢やスキー歴、役職などは一切関係なく、本番の学科、実技の検定結果により判定されます。検定員は各県より派遣されており、公平さを担保しています。
目まぐるしい程に展開された検定会が終わり、翌朝の結果発表を待つのみになって、前年夏から始まった手続きや講習会、実技講習(2回)、自主講習などを経て本番に臨みました。高齢と技術的劣勢とが相俟って心身ともに疲れたのですが、あとは翌日の合格発表を待つのみという心境になっていました。
そもそもこの検定に挑戦したわけは、翌年から後期高齢者(75歳)入りを控えていたからです。その記念に・・・と。結果は、おかげさまで「合格」でした。
長年ご指導、お付き合いくださった多くの皆さんのおかげに他なりません。ありがとうございました。合格証を手にして感謝の念のみが心を支配していました。もちろん、今も・・・。
プルークボーゲン
スキー技術のすべてが集約されている種目で、スピード、目線、肩の力、両腕の位置、腰、膝、足首などが走行に適切かなどを3人の検定員によって採点されます。最もごまかしができない種目です。
基礎パラレルターン(緩斜面4回転)
やや閉脚気味の上、腰が引けているので減点?
急斜面 パラレルターン
かくして検定は終了、疲れました!