同級生の誼に感謝

 6月25〜26日、高校の傘寿同級会が故郷の温泉旅館で開催されました。あいにく、私は諸般の事情で欠席でしたが、41人出席のもと再会を楽しんだ様子です。これまでにもこの会は定期的に開催しており、今回は「傘寿祝い」が命題。同級生の長年の誼(よしみ)に感謝あるのみです。

 我が同級生は6クラス300有余人で、当時、県では大規模校でした。今次同級会の資料によりますと至極残念無念ですが96人が鬼籍に入っています。私のクラスは52人(男41人、女11人)のうち男12人、女2人が亡くなっています。同級生といえども全国に分散しており葬儀に参列することはほとんどなく、後日知ってはご冥福を祈るしかありません。

 高校時代は学業に追われる日々で、睡眠時間を削って机に向かっていたように思います。しかし、もともと能力がない上に、同級生はみんな優秀でついていくだけで精一杯でした。その代わり校内の成績が県内外の他高校にも通用することがわかり、それを励みに頑張ったように思います。

 当時はこれといった娯楽や趣味などもなく、学力向上が唯一の楽しみであり、使命であると信じていました。それは大学を終えて教員になるまでついて回ったように記憶しています。私の場合、良きにつけ悪しきにつけ「高校時代」が後々の我が人生に与えた影響は大きかったと思います。

 その記念すべき同級会に出席できず残念でしたが、同級会返信ハガキに記された全員の「近況」によりますと、体調に関するものが8割余を占めています。高齢故に当然ですが、まだ「平均寿命」レベルなのでもうしばらく頑張らないと、とネジを巻いているところですが…。

 同級生は何歳になっても大きな励みになります。次は何年後になるかわかりませんが、必ず出席して元気をもらってきたいと思います。 

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         マリーゴールド   アフリカンオレンジ
    

 

 

 

 

 

 

 

今年後半に向けて、、、

 それとなくカレンダーを覗き込んでみましたらもう6月末、今年も半年が終ろうとしています。「月日の経つのが早く」感じるのは人生が「充実している証」であると、どなたか説かれたことを思い起こしています。でも、今の私に当てはまるかどうか、心もとありません。

 今月は、ゴミ0運動、ゴルフ(2回)、交通パトロール(2回)、菩提寺行事、地区老人会総会、日帰りバス旅行、孫誕生、通院、隣り組会合、自治会館清掃など、月の半分以上を地域の皆さんに会い、過ごしていることになります。とても貴重で、ありがたく思う日々です。この半年、一部を除いてほぼ同じような日々でした。

 ここまでは過去を振り返っての感想ですが、大事なことはそれらを未来にどう繋げていくかであろうと思います。地域とのつながりに関しては粛々と発展的に継続していくことに尽きます。そして、いつの日か若い人たちに引き継いで、一線から退き、そのあとは今までやりたいと思っていたことを気ままにやっていこうと思います。

 第一に「読書」を楽しみたい。分野を限定しないで「読みたい本」を読んでいくようにします。月刊誌にも関心があります。第二は、友人関係を深めていくことです。拡大よりもこれまでの人間関係を大事にしていくこととします。第三には、健康管理を大切にしたいと思います。健康あっての人生であることを実践しながら再確認していくつもりです。

 こうしてみますと、随分欲張った「人生設計」になっていますが、その何分の1でもできればいいと思います。これをもって今年前半の総括と後半への期待に変えさせていただきます。

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        庭を彩る高貴な紫 パープルプリンス キツネノマゴ科

植えておくと大きく育ち、暑い夏に紫の葉で涼を呼び込みます。高温多湿を好みます。(5月下旬写す)

 

八十路を前にして


 私の拙い人生行路を記しますと、誕生→学業(7歳 小中高大)→就職(23歳)→定年退職(60歳)→再就職(60歳)→無職(68歳)→現在に至る、ということになります。79年の歳月があっという間に過ぎ去ろうとしています。

 大きく括りますと、学業→就職→無職→現在に至る、となります。平凡ですが、これ以外の人生行路は選択できませんでした。とにかく、学業→就職が絶対の世の中でしたので選択肢も限られていました。その代わり生活費は贅沢しない限り最低限は保証されていたように思います。選択肢は限定的でしたが希望通りの職業に就けたことは最高に幸せでした。

 職業についても今は生涯雇用よりも、「やりたい職に就く」考えが主流になりつつあります。ところが企業はそのことに反発してか非正規雇用を広げようとしています。政府も先般「生涯賃金の保証はできません」と言い出し、国民を不安に追い込んでいます。職業選択の自由と賃金は保証してもらいたいものです。

 思うに我が国が決して物心ともに豊かな国とは言えないのに、これだけ発展してきたのは国民の勤勉に依るものが大きいと思います。その余韻に浸るだけでなく物心両面において真に豊かな国にならなければ本当の幸せを手にすることができないと思います。

 やがて八十路(やそじ)を迎えようとしていますが、様々な感慨が脳裏を駆け巡っている昨今です。そして、たくさんの人々に支援され、育まれてきた現実を絶対に忘れてはならないと思います。併せて、できる限り恩返しをしつつ長生きを楽しみたいものです。    

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        カリフオルニアローズ フイエスタ ツリフネソウ科

 

 

  

人命最優先の社会を

 朝起きてはじめに手にするのは新聞です。主なニュースはテレビで分かっていますが、それを今一度詳しく知りたくて新聞を読みます。ところが、最近はあまりにも人命軽視の痛ましい事件が多く、新聞を楽しく読むことができません。

 高齢者住宅で妻殺害容疑 隣接の夫逮捕 否認/セブ島で妻を殺害 指示容疑の夫逮捕/六本木女性遺体 交際の男 逮捕/乳児殺害容疑 母逮捕/容疑の山形大生 医師殺害事件/池袋暴走 書類送検

 朝刊の社会面記事(2ページ)の主な記事です。いずれも被害に遭っているのは女性始め、高齢者や子どもなど弱者ばかりです。個々の案件について詳しく述べることはできませんが、結論的なことを申し上げれば、我が国は「人命軽視」の風潮が顕著になりかけていることを危惧しています。

 この人命軽視の風潮をどこかで断ち切って、真に人命、人権尊重の文化国家の建設に取り組まないと、これからこの国を背負って生きる子どもたちに申し訳ない、と思います。この課題解決の基本は教育に掛かっていると思います。地域に根ざしたゆとりある人間教育が主流の義務教育をもっともっと充実させないとね。

 今の子どもたち、そしてこれから生まれてくる子どもたちに今私たちが苛まれている人命軽視と思われる社会を置いていくわけにはいきません。もっと崇高な社会を置き土産にしたいと願わずにはいられません。

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         大型バラ   友人宅の庭先にて 5月中旬
        

仲間に感謝!

 きょう、関東地方は「梅雨入り」。朝からやや肌寒く、小雨が降り続いています。ところによっては集中豪雨に見舞われて、集団で避難しているとのことです。気温の急変、集中豪雨などが地域や時期を問わず襲ってくるので油断は禁物の昨今です。

 2日、「ごみゼロ運動」に参加し、地域の住宅地内でごみの収集を行いました。日頃から地域ごとに清掃が徹底しており比較的きれいになっていました。清掃もさることながら、路上にごみを捨てないことが住民の間に習慣化されているように感じました。まだまだ改善の余地はありますが、地道に美化意識の向上に努めたいと思います。

 3日、9時、地域の公民館の貸し出し受付け。10時、カラオケサークル。3時、地域安全パトロール。この日は、3つの団体に関わったのですが、それぞれメンバーも内容も違い、楽しい1日でした。遊びにしても、食事にしても常に仲間と一緒であることが大変ありがたく、貴重です。

 4日、市内で仲良し4人組でゴルフ。5日、菩提寺の供養行事に参加(東京)。6、7日は在宅で、休養。この1週間を振り返ってみたのですが、適宜、用事があり、その度に仲間とご一緒させてもらい、有意義に過ごしました。本当に「ありがたい」の一言です。

 かくして、6月第1週を有意義に終えることができ、幸せに思います。

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             庭先の一株の「さつき」

community の重要性

 令和元年になり1ヶ月が過ぎようとしています。国はこれといって大きく変化する気配もなく、平成の名残りを述懐している感じです。我が国が物心両面において安定している証ではないかと言えそうです。しかし、心が凍るような事件や貧困にあえいでいる家庭が増えている現実に目を背けてはならないと思います。

 とはいえ、一小市民として何ができるか、思い当たりませんが、私ども老夫婦が国や地域に迷惑かけないで自立していくことがせめてもの務めであると思い、地域の構成員として生活しています。しかし、高齢とか、健康、年金などは半永久的とは断言できない時代なので、一つ一つに適正に対応していかねばなりません。

 その中で、大切なことの一つは、地域におけるcommunity のあり方ではないか。考え方、生活の仕方、地域とのお付合い方などが多様化している現代社会ゆえに、それらを網羅した人間関係作りを重要視したcommunity を形成していく必要があります。我が国は、核家族化が完熟しつつあり、ややもすると孤立化を招きかねないので community の重要性を再認識したいものです。

 ここで community についておさらいしておきます。community とは、一定の地域で、共同の社会生活を営むことによって形づくられた集団、地域社会、近隣社会。communicate は、考え方や感じたことを伝え合うこと、です。いずれも、情報が送り手から受け手に伝わることを意味します。

 高齢化、少子化時代を迎えている我が国ゆえに一層 community の難しさはあるものの、それだからこそその必要性が強調されてしかるべきでしょう。私は、地域の老人会に関わっていますので、最小単位の集団としてcommunity 作りに取り組んでみたいと思います。もちろん会員全体を「巻き込んで」取り組むつもりです。

 いよいよ明日から令和元年2ヶ月目に。

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       さらに色づいたアジサイ  色が淡く爽快な気分に!

アジサイの季節なのに

 我が家の小庭のアジサイ(紫陽花)が咲き始めました。今年は小ぶりながら例年の倍近く花をつけています。「梅雨入り」を予告するかのように今頃にきちんと咲いて心身を癒してくれます。図鑑によりますと品種は、ハイドランジア「ロイヒト フエイエル」。6月上旬まで楽しめそうです。

 自然の営みとは裏腹に、人間としてあってはならない事件がまたも起こりました。昨日の朝、川崎市で51歳の男が、登校中バスを待っていた小学6年生の女児と我が子を見送りに来ていた他の児童の父親を刃物で刺し死亡させました。事件は全く突然起きて、犯人を誰も捕らえる余裕はありませんでした。短時間に19人が死傷し、犯人は事件発生後間もなく自殺しました。

 子どもたちは家族に見送られ登校し、スクールバスを待っている時に屈強の犯人に何人も刃物で切りつけられました。何も抵抗できない子どもたちに何の恨みがあったのでしょうか。犯人は50年余の人生で「人命とは何か、その尊さ、痛み」を思い知ることはなかったのか。

 折しも、この日は国賓として来日していたトランプ大統領が4日間の日程を終えて帰国する直前で、大統領も事件について遺憾の意を表しています。政府は関係閣僚会議を開き、事件の全容を解明し、再発防止策を講じるよう指示していますが、この類の事故防止は一筋縄では解決できそうにもないように思えてなりません。

 日本は自他共に「安全な国」として自負して久しいのですが、海外の目には必ずしもそういうイメージは希薄になっているように思います。来年はオリンピック、パラリンピックが開催されます。「安全な国」を実感してもらえる対策を急がねばならないと思います。

 昨日の殺人事件は、我が国が必ずしも「安全な国」と胸を張って言えない「負の遺産」を背負ってしまったことを再認識し、その解消に努めたい。

 この度犠牲になられたお二人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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      色付き始めたアジサイ     きょう(29日)自宅にて