community の重要性

 令和元年になり1ヶ月が過ぎようとしています。国はこれといって大きく変化する気配もなく、平成の名残りを述懐している感じです。我が国が物心両面において安定している証ではないかと言えそうです。しかし、心が凍るような事件や貧困にあえいでいる家庭が増えている現実に目を背けてはならないと思います。

 とはいえ、一小市民として何ができるか、思い当たりませんが、私ども老夫婦が国や地域に迷惑かけないで自立していくことがせめてもの務めであると思い、地域の構成員として生活しています。しかし、高齢とか、健康、年金などは半永久的とは断言できない時代なので、一つ一つに適正に対応していかねばなりません。

 その中で、大切なことの一つは、地域におけるcommunity のあり方ではないか。考え方、生活の仕方、地域とのお付合い方などが多様化している現代社会ゆえに、それらを網羅した人間関係作りを重要視したcommunity を形成していく必要があります。我が国は、核家族化が完熟しつつあり、ややもすると孤立化を招きかねないので community の重要性を再認識したいものです。

 ここで community についておさらいしておきます。community とは、一定の地域で、共同の社会生活を営むことによって形づくられた集団、地域社会、近隣社会。communicate は、考え方や感じたことを伝え合うこと、です。いずれも、情報が送り手から受け手に伝わることを意味します。

 高齢化、少子化時代を迎えている我が国ゆえに一層 community の難しさはあるものの、それだからこそその必要性が強調されてしかるべきでしょう。私は、地域の老人会に関わっていますので、最小単位の集団としてcommunity 作りに取り組んでみたいと思います。もちろん会員全体を「巻き込んで」取り組むつもりです。

 いよいよ明日から令和元年2ヶ月目に。

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       さらに色づいたアジサイ  色が淡く爽快な気分に!