無事を確認、よかった

 今日までに、Kさん、K君、さらに釜石市のT君の無事を確認できた。この度の大震災に見舞われた東北沿岸に在住の同期生の安否について他の同期生も気遣い、電話がつながらないのでインターネットを駆使して調べたところそれぞれの無事を確認できたのである。
 横浜に住む同期生のYさんはインターネットが得意の娘さんに頼んでKさんたちの安否の確認をしてもらったところ、Kさんは近所の避難所の名簿に載っていた。K君は大船渡病院に入院していることがわかった。これでほぼ無事は間違いないと確信した上で、私はさらに情報を求めた。
 GoogleのPerson Finderにアップデートして、Kさんたちの情報提供をお願いした。すると、すでに他の方も同じように情報提供をお願いしていて、何人かから情報が寄せられていた。「Kさんは米崎小学校に避難していることがわかりました」「Kさんはご主人と米崎小学校に避難されています」「私はK先生の教え子です。お二人で自宅におります。昨日、今日お会いしてきました。元気でした」。このようにどんどん詳しい情報が投稿されていて、Kさんの場合、教え子という方が「会ってきた」ということで無事を再確認した次第である。また、「親戚のものですが皆さんからの情報で無事であることが分かり感謝します」という投稿もあった。
 K君についても3人の方が情報を投稿している。「奥さんと大船渡病院にいることが確認されました」「奥様も無事を確認しております」など。また、「Kさんは震災当時入院されていた可能性大」というGoogle側からの情報もあった。さらに職業についても載っていた。K君はもともと入院していて、この病院は津波から逃れたのかも知れない。今のところこれだけの情報であるが無事であると確信している。
 もう一人、釜石市に住むT君についても同じように情報提供をお願いしたところ、早速「長男の◯◯(札幌在住)です。先日父と連絡をとり無事を確認しました。お気遣い誠にありがとうございます。父にこのことを伝えておきます」という投稿が息子さんからあり、無事を確認できた。
 このように、インターネットの情報は誠に貴重である。何万にも及ぶ人の安否情報を集め提供するインターネットは災害時には大きな働きをすることを知り、ありがたく思った一人である。
 被災地に在住の同期生の無事が確認できて一安心したところであるが、今次震災では、3/26現在、10,489人が死亡し、19,429人が行方不明に、避難者は243,534人と、人的被害は日を追って増大している現状にあっては相変わらず心痛は癒えない。
 また、福島第1原発の事故も重なり、放射能対策で地元住民は県内外に避難しており、原発が国内外において問題視され、大きな波紋を投げかけている。
 そして未曾有の地震津波原発の災害により日本人は生き方、考え方、生活様式の変改を迫られている。