ついに日朝首脳会談が開かれました！

　トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はきのう１２日、史上初の米韓首脳会談をシンガポールで行い、米韓関係の改善を目指す共同声明に署名しました。トランプ氏は北朝鮮に体制保証を与え、正恩氏は朝鮮半島の「完全な非核化」を約束することを共同声明で確認しました。まさに画期的な会談でした。
　会談は午前、午後計４時間行われ、両首脳は共同声明の署名式に臨むというスピードぶり。トランプ氏は「我々は期待をはるかに超えることをやり遂げた」と自賛。正恩氏は「世界はおそらく重大な変化を見ることになるだろう」とトランプ氏に謝意を表しました。
　両首脳は共同声明で「歴史的な首脳会談」と位置付けた上で次の４点について合意しました。（１）新しい米韓関係を構築する。（２）朝鮮半島の平和体制の構築に努力するする。（３）北朝鮮が朝鮮半島の完全な非核化に向けて努力することを約束する。（４）北朝鮮における戦争捕虜や行方不明兵の遺骨の回収に尽力する。
　日本人拉致問題についてはトランプ大統領は「共同声明に盛り込んでいないがうまくいくだろう」と語っていますがその根拠は示していません。あとは安倍首相が責任を持って正恩氏と直接交渉するしかありませんが、氏は非核化問題を優先する考えのようで非常に厳しい交渉になることが予想されます。しかし、首相は政治生命を賭けて絶対に解決するよう取り組んでほしいと全ての日本国民は願っています。一日も早く日朝会談が開かれることを祈ってやみません。
　今回のトランプ大統領と金正恩委員長の会談はその準備が不十分で、確約できたことが非常に少なく、今後両国の事務レベル交渉において協議されることになりました。しかし、あまりにも大きくたくさんの問題があり、事務レベルだけでは時間がかかりすぎるので両首脳による平和的判断に期待したいと思います。朝鮮半島に真の平和がもたらされることを期して止みません。
　ともかくついこの間まで敵対意識に覆われていた米朝両国が和平のテーブルに就いた事実を重く受け止め、交渉が順調に進むよう近隣各国は物心両面から支援してほしい。未来を担う子ども達のためにも！