米中と日本の立ち位置

 今年もあと1週間余となりました。Time  flies. 世の東西を問わずこの諺が当てはまる昨今ではないでしょうか。こんなペースでは「老後をのんびり過ごせないのでは…」と焦燥感に苛まれます。さりとて何をすればいいのか見当もつきませんので、マイペースで、自分によかれと思うことはどんどん取り入れていきたい。

 きょうは国際問題をテーマに述べたいと思います。

 日本は国際的には日米同盟を基軸にしながら世界各国と是々非々の外交を展開しています。安倍首相が困惑していますのは、対中国との関係維持についてでしょうか。東シナ海尖閣周辺では、今年、接続海域に入った中国公船が述べ1千隻を超え、過去最多になっています。これでは両国関係が正常とは言えないでしょう。その度に我が国はスクランブル対応で排除しています。中国が強固な日米関係を意識していることの表れではないか、との見方があります。

 このように一触即発の事態を招きかねない関係がここ何年も繰り返されており、関係正常化を急ぐべきです。折しも来春、習近平国家主席が来日することになっていますが、自民党内では賛否両論が出ているようです。「余りにも身勝手な行動をする中国主席を歓待できない」と。安倍首相は「問題ない」と言っており、しばらく時間が必要な状況です。いずれ中国にはしっかりと日本側の意思を伝えて緊張緩和に努めてほしい。

 米中関係も紆余曲折。対立したり、迎合したりで世界各国は対応に追われています。大国同士ですが、自由主義国と共産主義国なので、まさに一筋縄にはいかない関係。しかし、お互いに主義主張を認め合って貿易問題を中心に国家間の交渉を進めようとしています。米中の影響力が世界的に余りにも大きく各国はその成り行きに注目しています。

 我が国はこの両国にどういう立ち位置で対応すべきか、国民の見識が問われています。

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