「生き甲斐」を求めて

 きょうは73回目の誕生日。正直なところ「年がまたひとつ増えたなぁ〜老齢化だ」というネガティブな気持ちが強い。しかし、思い返して誰もが通る路と受け止めて、現実に正対して生きていくしかないだろう。今現在、比較的元気であることにも感謝しつつ・・・・。
 毎年、新年になるとその年のスローガンを掲げている。ここ数年は(1)健康、(2)邂逅(交友)、(3)知的刺激などと大層大仰なものになっている。それぞれを絡めて、総合的に達成しようと目論むが、一つでも達成感があれば「よし」としようと思う。。
 健康に関しては、スポーツクラブに通ったり、ロードバイクでツーリング、冬はスキーと、一年中身体を動かしているので、健康を維持できているのかも知れない。心配は、中学生のころ傷めた右膝が今になって痛みだしていること。しゃがむとき「ピリッ」とくる。「古傷」のしわざだ。また、姿勢が悪いせいか頚椎を刺激して右腕がしびれているが緩解しつつある。血圧の薬は30数年来飲んでいる。
 体力や筋力は鍛えようである程度は確保できるが、「病は気から」というように、気持ち次第で体力も衰えてしまうことがあると聞く。つまり、心身の健康が必要だ。その気持ちを充実させるために活字に目を通すことはもとより、もっとも刺激的なのは交友だろうと思う。そこで旧交を大切にし、先輩はじめ幅広くお世話になっている。また、外へでて見聞を広げるのもいいと思い、仲間とスキーを兼ねてあちこち旅をしている。
 それでも、物を忘れたり、失くしたり、それを他人のせいにしたり、約束を失念したりと失敗はたくさんある。また、頑固さも出てきている。それらを単に加齢のせいにして済めばいいが、他人に迷惑をかけたり、自分自身が困るようになるので、重大な心配事である。これも(1)(2)(3)を絡めながら少しでも食い止めていけたらと願っている。そして、妻の存在をありがたく思い、素直に世話になるようにしている。
 よく思い返してみると、これら3つのスローガンは私の「生き甲斐」なのかも知れない。老齢に向かう私の人生にはこれを「生き甲斐」として追い求めて行くのがよさそうだ。そうすることによって、少しでも自立(自律)した生活ができて、人生を楽しめたら最高だが。